真宗大谷派真宗本廟(東本願寺)の御影堂(ごえいどう)は、2004年3月に御修復工事を着工して,昨年末に完了。
7月16日(木)工事用の仮屋根である「素屋根」(総重量1,500t)を、隣の阿弥陀堂へと移動する「素屋根スライドセレモニー」が
行なわれ約3,000人の参拝者が見守る中、御修復を終えたピカピカの御影堂が、5年ぶりにその姿を現しました。
世界最大級の木造建築物が生れ変ってその美しい雄姿を現した瞬間に立ち合って来ることが出来ました。
南隣の阿弥陀堂は、2011年に御影堂で親鸞聖人750回御遠忌法要を厳修した後、2012年から御修復工事を予定しています。
御影堂で使用した素屋根の再利用は産業廃棄物を少なくするとともに約8億円の経費削減ができるのだそうです。
記念品袋の中に『未来のご修復に向けて故郷の地で御影堂の木々を育てよう。』と「ケヤキの種」(下記の種袋)が入っていました。
気が遠くなりそうになりましたが、大事なことです。
宗祖の偉大な姿と御影堂のスケールの大きさに、ただただ圧倒されるばかりの旅でした。(得源寺住職)
ケヤキの種袋
≪飛び出す式次第≫
式典次第もスライドしました。
担当者の力のこもったユニークな
式次第でした。